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遍路日記

2003年4月29日から5月9日までの四国八十八カ所区切り・逆打ちの記録です。
少しづつ書き加えていこうと思っております。皆さんのご参考になれば幸いです。

遍路日記

03年04月29日(火)
出発

03年04月30日(水)
高松駅〜香西寺〜実家〜
根来寺〜白峰寺〜国分寺
〜実家

03年05月01日
実家〜国分寺〜天皇寺〜
郷照寺〜丸亀城

03年05月02日
丸亀城〜道隆寺〜金倉寺〜善通寺〜甲山寺〜曼荼羅寺〜出釈迦寺〜弥谷寺

遍路日記
03年04月29日(火)
出発:
ようやく奥様のご了解が得られお遍路の旅に出発できることになりました。
今回はできるだけ費用を抑えるため、往復ともに夜行高速バスの利用でした。とりあえず出発を連休中の4月29日夜新宿発とし、5月9日朝新宿帰着のバスを予約しました。ところが出発まで残業が続き、趣味の家庭菜園の植付けなどで全く準備に時間が取れず、出発日に家にあるものをザックに詰め込んでの出発となりました。
出発に当たり、お遍路に対する思い入れがいろいろ交錯するする中で、奥様より「お遍路に行って少しは性格が良くなるのかな〜」とキツイ一言がありました。それでも写真を取ってくれたり、「駅まで送ってくれる。」と気遣ってくれました。今回は歩き遍路を目的としていたので、自宅前でのお見送りにしてもらいました。出発してしばらくしたところで、長男の声に呼び止められた。ちょうど小生と入れ違いに学校から帰ったばかりで、お見送りのために追いかけてきたとのこと。発売されたばかりのお遍路の写真集を手にしており、「持っていけ」と。少ないお小遣い中から買ってきてくれたと思うと持って行くざるを得ないが、少しでも荷を軽くするため申し訳ないが持ち帰ってもらった。

18:40 宇都宮線蓮田駅発
19:40 新宿駅バスターミナル着
     ヨドバシカメラにて万歩計購入
20:30 バスターミナル出発

今回のお遍路目標
ようやく車中で今回目標を考えることにした。今回は約10日間の予定。一般の歩き遍路は約40日間で88箇所を巡拝できるので今回はその4分の一が適当だろう。よって、目標は
1.実家の墓参り
2.22箇寺+別格20箇寺のいくつか
3.できるだけ歩くこと、場合により電車バスを利用しても良い
果たしてどこまでできるのか不安。


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03年04月30日(水) 
04:55 淡路東SA着
06:08 高松駅着
天気予報通り高松駅は雨。淡路東SA到着頃から雨の中を走るバスの音がしきりにしていた.。SAでは小雨であった。大内バス停では降客なく素通り。高松に近づくにつれ、八栗の山(第85番八栗寺がある)、屋島(第84番屋島寺がある)と車窓に見ていると懐かしさが込上げてきた。
高松駅前は再開発事業で様変わりしていた。子供の頃の記憶にある風景とは全く違っており新しい町に来たようであった。早速駅前の写真を1枚取ってから持参のおにぎりで朝食を摂った。バスを降りたところで運転手さんに取ってもらった写真はピンぼけ。残念。



JR高松駅


小雨の中を記憶にある風景と眼前の風景を照らし合わせながら歩き始めた。狭い路地裏を覗くと一瞬にして記憶の中の風景に重なり合った。こうして路地裏をさまよい、ある時は表通りに出たりしながら最初の目的地、実家の墓参りに向かった。
通称婆ケ池にある実家の墓参りのために仏花を買うおうと花屋の前で待っていた。突如右手の方から「ズズーン」と言う鈍いがかなり大きな音がした。50m位の距離を瞬間的に走りよったところ2トンダンプ車の右側、前後輪の中間当たりにゲンチャリが突っ込んで横転していた。ダンプ運転手が携帯で警察に連絡しているようであった。ゲンチャリを運転していた人はうづくまっており痛みをこらえているようであった。声を掛けるとしっかりした返事が返ってきたので少しは安心した。救急車はなかなか来ない。野次馬がどんどん増えるばかりであった。それでも小雨を避けるために傘を差し出してくれた人がいてありがたいと思った。ようやく駆けつけてきた救急車に負傷者を乗せてもらい花屋に戻った。
これから出かける遍路旅にどのようなことが待ち受けているのか。不安な気持ちにさせる出来事であった。
花屋から7〜8分緩やかな坂を登ったところに実家の墓がある。墓の周りはきれいに掃除されており、真新しい花が生けられていた。早速花を生け、持参の水を掛けお線香そしてお灯明をあげてから、はじめての般若心経等を唱えた。自分の声が聞こえ、周りには誰もいないのにすごく気恥ずかしい気がしたが真剣にできるだけ大きな声でお経をあげた。これからの遍路旅が無事終わりますように。
この頃には小雨も上がり、程よい歩き日和となった。水溜りを避けながら次の目的地元おばあちゃんの家を経由して別格19番札所香西寺へと歩を進めた。本堂・大師堂と納経を済ませ、ここで初めて納経帳と白衣を購入。本堂修理のための寄進も一口行った。いずれのことも初めてのことばかりで少々戸惑いがあったが無事終了。数百メートル先の実家に向かった。
4年ぶりの実家ではおふくろが温かく迎えてくれた。今回のお遍路の目的を説明しながらの昼食となった。おふくろは「なんと奇特なこと。」言い、おやじはノーコメント。このとき初めて香西寺さんが菩提寺であることを知った。なんと間の抜けたことか。一番最初にお参りをし、寄進をしといてよかった。
昼食後本格的お遍路開始となった。まずは根来寺に向かった。遍路道協会発行の地図を頼りに歩き始めた。土地感があるので適当に方向を決めて歩いて行った。ところがどこかで道の選択を間違えたらしくかなり迂回していったようだ。三叉路で下ってきた若いお遍路さんに出会い道を確かめ上っていった。ここでも車道を標識を頼りに登っていったためかなり迂回したように思えた。
第82番根来寺本堂でも気合を入れて開経下偈から始まり回向文までを唱えた。ところが大師堂では追いついてきたおばあちゃんの集団が先達さんのミニ木魚に合わせ見事にお経をあげていく様子に圧倒され、またその先達さんの颯爽とした立ち居振舞いに感動を覚えた。
納経所では新たに納経帳を3冊購入。理由を尋ねられ、両親のものも含むと説明したところ「代理参拝も成就するように」と励ましの言葉があった。


今度は間違わずに81番白峯寺を目指そうと道を尋ねると遍路道があるといわれた。その道を行くと登山道のようになっており、先ほど歩いてきた車道に出た。車道に出るところに白地に赤い文字で「遍路道」の小さな表示があった。初めて見る案内板であった。この後この小さな案内板にずいぶん助けられ励まされた。車道をしばらく行くと案内板があり、山道の中に入り込んでいった。ほとんど下りばかりで上ってくるのは大変だろうと思っているところにお遍路さんと出会った。「こんにちわ」と挨拶を交わした。この後3人と出会った。一人はなんとマゥンテンバイクを担いでおり、汗ビッシャリ。ご苦労様です。軽い上り、長い下りを何回か繰り返すうちに「直進白峯寺左折国分寺」の四国の道案内道標にさしかかった。そこには古い遍路道の道標また「遍路道」の小さな表示もあった。安心して道を急いだ。しばらくすると舗装路に出、鎖で道を閉鎖していた。それを跨いで行くと山門前に出た。山門で一礼をしてくぐり、長い石段を上り、本堂そして大師堂をお参り。納経を済ませ、国分寺までの道を尋ね、もと来た道の道標まで戻った。この道標を右折し、しばらく行くと車道に出た。ここを左折して車道を進んだ。

この頃から足の痛み、「マメ」に気づき始めた。初日からあまりがんばりすぎると良くないことは分かっていたけれど今日の予定だけは何とかこなしたいと懸命に歩いた。しかし痛みのため、速度はそれほど上がらず、気持ちと体は別物のようであった。対向した車が何台か通り過ぎていく。その速さに改めて感心した。その中にお遍路さんで満杯のバスが2台通り過ぎた。車窓からこちらに向かい合掌されている方がおられ、ありがたく思った。何も変化の無い車道からあの小さな案内板が開放してくれた。山道に入り込んでいくと急に視界が開けた。足元から落ちていくような急勾配の道が続いていた。順打ちの人には難所となる「遍路ころがし」と呼ばれる道であった。靴紐を締めなおした。足の痛みをこらえ、ブレーキを掛け慎重にしかし跳ねるように所々で一時停止をしながら進んだ。舗装路に出、下りきったところに四国の道の休息所あった。一休みしたかったが、時間が無い。舗装路を黙々と歩いた。春の日差しが長くなったと言えども暮色が濃くなるにつれ、何か不安な気持ちになっていった。こうしてようやく山門にたどり着いた。本堂・大師堂とお参りを済ませた。納経所は既に閉まっていたので明日改めて記帳いただくことにして、JR国分寺駅向かった。
JR国分寺駅〜JR香西駅、駅から40分位歩いて実家に戻ってこれた。途中の薬局でバンテリンを購入。
夕食後お袋とよもやま話をしながら、足の治療を行い早々に就寝した。

本日の歩数:48,751歩(x0.6m=約29.25km)



遍路ころがし頂上展望台から国分寺(中央の山と大きな池の間)を臨む

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03年05月01日(木)
08:30頃実家出発
昨日は実家に荷物を預けディパックだけで巡礼できたが、今日はフル装備。どこまで行けるか分からないがとりあえずの目標を76番金倉寺さんとした。昨日納経のできなかった国分寺に行くため実家から歩いて30分位の所にあるバス停を目指した。バス停で約40分待ったがなかなかバスが来ない。その間に香西寺さん方面から来た大学生らしき2人連れのお遍路さんが道の向こう側を挨拶して通り過ぎた。このバス停には時刻表が張っていない。反対側のバス停に行って時刻表を見るとお昼までバスが無い。バスを諦めて最寄のJR鬼無駅まで歩くことにした。鬼無駅まで約30分。合計約1時間10分のロスが今日の最後まで響いた。
JR国分寺駅到着後80番札所国分寺さんで再度本堂・大師堂をお参りをお参りし、納経帳にご朱印をいただいた。お昼近くになっていたのでうどんを食べるために地図に案内のあった山下うどんさんに入る。注文の方法が分からなかったのでひとつづつ聞き、その通りにしていた。その間に手にした生卵を卓に置いたところ、転げ落ちて割れてしまった。料金を支払い、卵の片付けをしようとした所お店の人がやってくれた。更に無償で新しい卵をいただいてしまった。支払い代金が小さい上に卵を無償でいただくとお店の利益が出るのかなと心配し、卵代金を支払おうとしたがお遍路さんということで受け取ってもらえなかった。こうした所でもお遍路さんは地元の人に支えられているものだな〜と思った。(どうもありがとうございました。この後もお接待を受けました。しかし「南無大師遍照金剛」と言う言葉がすぐに出て来なくて、心から「ありがとうございました」を繰り返しました。)
79番天皇寺さんへはひたすら国道11号線を歩き、綾川橋を渡り県道を進んだ。11号線では道の反対側を順打ちで進んでくるお遍路さん合計3人とすれ違い、道路をはさんで手を振って挨拶をした。綾川橋を過ぎた当たりで休息しているとマウンテンバイクに乗った若いキリスト教宣教師2人が近づいてきた。たどたどしいが難しい日本語を駆使してキリスト教の教義を説明しようとしていた。説明が終わった後その内容が良ければキリスト教入信の話しが出たが、まだ般若心経の意味も理解できていない者がいくつものことができるわけではない。般若心経を取り出し、自分に分かっているつもりの部分を説明し、Buddhaの良さも説いた。
こうしている内に時間が過ぎもう12:30、今日の目的地まで着けるのかどうか心配になってきた。足のマメもかなり大きくなっているようだ。歩く速度がかなり落ちている。県道を左側にJR予讃線の線路を見ながらトボトボと歩を進めようやく79番札所高照院天皇寺さんにたどり着いた。真っ赤な立派な鳥居が出迎えてくれた。山門の代わりに鳥居が立っているのも奇妙に思いながら中に入ると、白峰宮がありその左のほうに本堂・大師堂があった。お灯明・お線香をあげ、般若心経を大きな声で唱えた。周りに人がいないと大きな声が出せる。まだまだ何かしら恥ずかしさを感じているのだろう。到着から出発までの所要時間約30分であった。
門を出てすぐの所に茶店があった。それは八十場のところてんであった。子供の頃、夏になるとわらび餅の引き売りをしている爺さんがいた。この冷えたわらび餅を買うのが楽しみでもあった。その爺さんが坂出の手前にある八十場のところてんは水がうまいから本当にうまいぞと聞かされていた。茶店の前でふとそんなことを思い出し、なんのためらいも無く縁台に腰掛けザックをおろすと同時にところてんの大をたのんでいた。もちろん酢醤油かけであった。昼飯もまだだったため、一気に食べてしまった。お店のお姉さんに聞いたところ、地下水の汚染の問題があるため、地下水は使用していないとのことだった。
一旦県道に出、足が痛いのでぼちぼちと足を進めているという具合であった。少しでも短い距離で次の札所78番郷照寺さんへ向かおうと、途中から県道と分かれJR予讃線沿いに進むことにした。高架下はちょうど良い日陰となっており、心地よい風を感じながらの歩きとなった。坂出駅のトイレで一休み、水を補給してからの再出発。信号待ちをしていた所に、若い奥さん風の方から「ごくろうさま」と声を掛けられた。奥さんのママチャリの荷台には数個のトマトなどの苗が並んでいた。これから植付けをするとのこと。埼玉でもこの時期に植付けをすることなどを話しているうちに信号が青となり、御礼を言って別れた。
先に進もうとする気持ちとは裏腹に足は思うように前に出ない。歩幅が極端に小さくなっているようだ。ようやく瀬戸中央自動車道を越え、郷照寺さん入り口からの急な坂を登りたどり着いた。早々にお参りを済ませ、といっても約40分掛かっていた、次の札所77番道隆寺さんをめざすことにした。
しかしこの時間午後4時ではとても着きそうには無い。今夜の寝る所をどうしょうかなと思いながら地図を見ていると丸亀城が目に入ってきた。今日の野宿はここにしようと決め、歩いた。寝る場所を決めたら、今度は晩ご飯の心配が出てきた。着くまでにコンビニで買えばよいと店を探しながらとぼとぼと歩いた。しかしコンビニはおろか適当な食堂も見つからないではないか。商店街があったので歩いてみるが、食料品店が何も無い。ようやく見つけた果物屋さんで、バナナ・夏みかんそしてりんごを買った。なんとりんご一個が350円。関東では200円位で買えるようなものだったので驚いた。途中の自販機でビールを調達。今夜の食料は何とか確保。
丸亀城の下の公園では犬のお散歩・高校生らしき二人連れのデート等々夕暮れまでの時間をゆったり満喫しているかのようであった。そのような所に早々テントを張るわけも行かず、ザックを投げ出してお散歩仲間に加わり公園を一周し、トイレでは体を拭いた。果物を肴にビールを楽しみ寝る態勢を整えておいた。日没後残照が消えかかった時テントを設営し、潜り込んだ。後は寝るだけ。



丸亀城、お世話になりました。

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03年05月02日(金)
今日は実質お遍路2日目。5時起床。のんびりと朝食、テントを撤収後6時10分に出
発。
6時53分第77番札所道隆寺着。既にお遍路さん2人がベンチに腰掛け納経所の窓口が開くのを待っていた。
8時33分第76番札所金蔵寺着。ようやく慣れてきた般若心経、でもまだまだ大きな声では恥ずかしい。ここの納経所は非常に無愛想。
10時48分第75番札所善通寺に到着。途中の銀行で軍資金を調達。隣のファミリーマートでパンなどを購入。善通寺入り口で熱心に托鉢をしているお遍路さんに声をかけられた。挨拶をして、本堂へ。(後で聞いた話しではこの托鉢お遍路は職業お遍路とのこと)お参りを済ませた後、「悪行のある者は出られない」と言われている戒壇廻
り、ここは時間と拝観料をケチることにして、甲山寺へ。
比較的近距離のところにそれぞれのお寺さんがあり、道も分かり易く、11時53分74番甲山寺着、12時59分72番曼荼羅寺着、そして73番出釈迦寺を14時に出発することができた。
今日の目標である71番弥谷寺の先にある海岸寺も楽勝と、歩きつづけた。昨日のように夕飯にありつけないと困るので、目に付いたほかほか亭にて値段の高い焼肉丼スペシャルとお茶を購入。出来上がりを待つ間、外に出て靴紐を緩め足の状態を確かめた。そろそろやばい状態になってきたか。うまくテーピングのできていないところに水ぶくれができ始めていた。出来上がった弁当とお茶を受け取りザックへ入れるとずしりと重い。でも元気良く歩き始めた。
順調に大きな池の間を抜け、脇道に入り、高松自動車道をくぐり抜けたところで左側に小さな池の横脇に出た。手前10m位のところに遍路道のステッカーがあった。この道で間違いないと右側の比較的幅の広い道を行った。
途中からきつい上り坂になり、人影も無いのんびりした小高い山の道を突き進む。畑に落ちていた夏みかんを一個いただき、喉を潤させてもらって、更に上って行くと、なんと道はそこで途切れているではないか。どこかに通じる道は無いかと探したが徒労に終わった。標高差100mは楽にあると思うとがっくり。諦めて戻ることにした。ほとんど降りきったところで、みかんの選定作業をしていたおばちゃんに道を尋ねたが要領を得ない。御礼を言って、またきた道を下り、ステッカーのところまで戻った。
ここでもう一度良く地図を見て、左側の道を行くことにした。そこから約30分登り歩いたが、遍路道の案内板なども見当たらなく、程なく行き止まりとなり引き返さざるを得なくなった。
小さな池の近くまで戻ってきた時に反対方向からきた年配の方に遍路道を尋ねると、
なんと遍路道はその小池を右側にして回っていく人一人分くらいの細い道であった。
この小さな土手道に入って10m位のところに案内板があり、確かめられた。
なんと同じまちがいを2回もしてしまった。なんと大きな時間ロス。時間も16時27分。弥谷寺まで駆けるようにして歩いた。小生の歩き方を見て、対向してくるお遍路さんは変に思ったのではないだろうか。
ようやく思いで着いたお寺さんの入り口。そこから見上げる石段は最後の苦闘を思わせるに充分だった。即、荷を降ろし、納経帖だけを取り出し、今日最後の踏ん張りと石段を駆け上った。
(観光案内書に八十八箇所中でも有数の難所、急勾配の石段が262段+108段と記していた。)
納経所到着16時55分。事情を説明し、先に納経のご朱印をいただき、その後ゆっくりと本堂のお参りをすませることができた。大師堂は納経所内にあったので、参拝はパス。
仕事も同じだが、ひとつミスをすれば修復に多大な時間と労力が掛かるもの。
今日はテン場は降りたところの駐車場。了解を得ていたので、テントを設営し、隣の温泉施設「ふれあいパークみの」でのんびりと温泉に浸かった。でも、1500円は高いよ。
缶ビールも高かったがうまかった。明るい店内で、ビールを飲みながら、のんびりと足の豆の手入れを行う。ほろ酔い気分でテントに戻り、ほか弁を半分ほど食べるとおなか一杯になり、残りは朝食にした。
体が温まり、おなかがふくれると眠くなるのは当たり前。いつのまにか寝付いてしまった。夜中に大きな自動車音で起こされた。なんと自動車遍路さんが駐車場に入ってきて、夜明かしとのこと。お休みなさい。

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